内径加工と外径加工!自動旋盤加工での基本的な加工方法

自動旋盤加工では内径加工、外径加工、ねじ切り加工、突切り加工、テーパー加工、穴あけ加工など様々な加工方法がありますが、ここでは最も基本的な内径加工と外径加工の特徴を紹介します。

内径加工

内径加工は材料に穴あけ加工などで開けた穴を大きく広げていくように、材料の内側を削っていく加工となります。穴の大きさを整えたり、内側の表面をきれいに仕上げたりする場合に用いられます。

内径加工では加工する穴の深さや直径に応じて工具を選定する必要があります。深い穴を加工する場合は工具を長くする必要がありますが、長い工具はたわみが発生しやすいため精度悪化に注意が必要です。また、切りくずが穴の内部に溜まってしまうため、切りくずを上手く取り出す必要があります。

外径加工のように加工している部分が外側から見えない点や、外径加工には無い深さという概念があるため、若干難易度が上がる加工方法です。

外径加工

外径加工は回転している材料の外側から切削工具を当てる方法で、自動旋盤加工の中でも、もっとも多く用いられている加工方法となります。表面をきれいにする仕上げ加工や、加工初期の段階で大まかに狙いの形状に削り取るときに使われます。

外径加工では発生した切りくずが切削工具に絡まってしまう可能性があるため、特に高い精度が求められる仕上げ加工の場合には、切りくずが絡まって精 度が悪化することを防ぐために、切削工具の角度を調整することが必要です。

当社の自動旋盤加工では、正面側からと背面側からの両側から加工を行なうことで、高い要求精度の製品にも対応が可能になっています。

自動旋盤加工のことなら、当社にお任せください

フジタイトではNC自動複合旋盤に特化しており、様々な素材の切削加工を行なっております。また刃物を自社で制作しており、製品ごとに最適な加工を行うことができるため、ステンレス、チタンなどの難削材にも対応しております。また、VA・VE提案も行なっておりますので、ご気軽にご相談ください。旋盤による切削加工はぜひ当社にお任せください!