用語集
た
た
段取り
旋盤のような機械加工をする前には様々な準備が必要です。例えば材料を運び機械に取り付けたり、工具をセッティングしたり、プログラムの作成などがあります。段取りには内段取りと外段取りがあり、機械設備を必要とする工具の取り付けなどは内段取りと呼ばれ、直接機械設備を必要としないプログラムの作成などは外段取りと呼ばれます。段取り八分という言葉もありますが、段取りは仕事の八割を占めるほど重要であるという意味で、段取りの良し悪しが仕事の効率や質を決めるとも言えます。
タレット
2個以上の工具を放射状(くし刃状)に取り付け、旋回する事で必要な工具を割り出すことが出来る刃物台の事。タレットにあらかじめ複数の工具を取り付けておくことで、自動的に旋回し工具を取り換えることが出来る為、工具交換にかかる手間がかからず時間の短縮が図れます。外周加工、穴あけ、ネジ切、荒加工、仕上げ加工などを連続加工する事が出来、生産性が高いため大量生産に向いています。タレットが付与されている旋盤には多くの種類がありますが、大きさや制御方法、台の向きなどで分類されています。
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チャック
一般的にチャックとはチャック装置の事を指し、工作機械にワークを固定する場合に使用される用語ですが、自動旋盤加工ではコレットチャックの事を指します。バーフィーダーから供給された材料はコレットチャックにより固定され回転させます。材料を固定しているチャック付近を加工する場合は、材料のたわみは発生しませんが、チャックから遠ざかるに従って材料はたわみやすくなります。チャックの把握力の調整は非常に重要で、