用語集
き
き
キリとザグリ
キリとザグリはセットで使用される場合が多く、キリは穴の直径を指します。例えば図面に「 5キリ 」と指示がある場合は「 直径5mmのドリルで穴をあけてください 」という事になります。さらに「 5キリ 10ザグリ深さ5 」と指示がある場合は「 直径5mmのドリルで穴をあけて直径10mm深さ5mmの段差加工をしてください 」という事です。
キリとは加工する穴の直径、ザグリとはキリにあったボルトやネジを入れた場合に頭が飛び出ないように座面の内側に掘り下げた段状の加工をする事をいいます。
切粉(切り屑)
切削する事によって発生する削りくず。一般的には切粉と呼ばれます。機械や地方によってはダライ粉とも呼ばれます。切り屑の色や形、長さなどから様々な情報を得ることが出来ます。 切り屑はは切削する事による加工熱によって青色や虹色のように見えることがあり、これは干渉色(テンパーカラー)と呼ばれます。旋盤加工では被削材が回転した状態で刃物を押し当てて削るので、圧力や摩擦によって高熱が生じます。つまり切り屑の色によって切削時におおよそ何℃の熱が発生したのかがわかり、それによって切削条件や刃物が適切だったのかどうかの目安になります。